こんにちは。
かなり自虐的なタイトルですが、自分の今までの振り返りというか、ちょっと整理したいなと思いまして、今キーボードでカタカタやっています。
この記事を書こうと思った動機は、実はもう1つありまして。
それは、「同じような状況の人、めちゃくちゃいるんじゃね?」ってこと。
そんな人たちの生き方のヒントにでもなればいいかなと思った次第でございますl
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目次
僕は25年間「自分で決めたこと」が無くて絶望していた
簡単にこの記事で紹介したいことをまとめます。
- 僕がどれだけ「自分の頭で考えていなかったか」を赤裸々に語る
- 「自分で考えられる」ようになったターニングポイント
- 同じような状況の人がどうしたら状況を打破できるか
前半は自分語りが多くなりそうなので、忙しい人は飛ばして下さい。(考えながら書いてるのでどうなるか分からないw)
ただ、先に結論だけ伝えておくと、自分の頭で考える方法は1つ。
「常に疑問を持ち続けること」です。
後半で具体的に説明していきます。
自分の頭で考えられていなかった暗黒の時代
小さい頃から自己主張の少ない子供だったと思っています。
友達と喧嘩したことも少ないし、スポーツも得意じゃなかったです。
いじめられ……はしてなかったと思いますけど、スクールカーストでは下の方の人間だしたね笑
そんな僕は、何を決めるにしても最終的には人の判断に任せていました。
小学生
小学校の時、クラブに入る必要があったんですが、友達が入るからってことでサッカー部に。
でもほとんど行かなかったです。
中学生
中学校の時も、仲の良かった友達がテニス部に入るからって理由でなんの迷いもなく3年間やりきりました。
高校生
高校の時は、「中学もテニスやっていたから」って理由だけでテニス部を選びました。
別に上手じゃなかったんですけどね。
また、義務教育だった小・中と違って、高校は選択の幅が広がりますよね。
当然僕はなーんにも考えずに、「みんなが行くから」って理由だけで近くの府立高校の普通科を選びました。
ここまで聞くと、「別に子供の頃の意思決定なんて、友達の影響が多いでしょ?」って思われるんです。
間違いじゃないんですよ?
でもね。
怖いのは「僕がなんの疑いもなくその選択肢を選んだ」ってところにあるんです。
他に選択肢なんて山のようにあるんですよ?
文化系の部活だって帰宅部だってあったのに。
当時は50m走6秒前半で走れるぐらい、なんかめちゃくちゃ得意だったんですよ。
だけども陸上部には入らなかった……。
そもそも選択肢として考えてなかったんですよ。
完全に思考停止状態。
高校受験だって、好きだったゲームのプログラミングだったりCGデザインの道を考えても良かったと思うんですよ。
でも面白いぐらいなんにも考えてませんでしたw
考えるぐらいなら人に合わせたほうがいい。
当時は本気でそう思ってたのかもしれません。
大学生時代
補足ですが、大学受験も「知り合いが行くから」って理由と、
「地元じゃある程度知名度がある」っていう理由だけで選びました。
もちろん勉強はしましたけど、ほどほどにしかやってなかったので誇れることでもないです笑
大学生になった事で自分で決める事もかなり増えてきたはずです。
幸い、部活とサークルは自分で決めて、単独で入部したんですが、
今度はそのグループの輪の中で一番大きい勢力の意見に従うばかりになっていました。
きっと本能で、
・それが一番居心地がいい。
・失敗してもみんな失敗するから構わない
・赤信号、みんなで渡れば怖くない
の考えがガチガチに固まっていたんでしょうね……。
大学生になっても、僕は相変わらず「自分の頭で考えること」をせずにのうのうと生きていました。
この時すでに22歳。
立派に大人です。
社会人1年目〜4年目
就活は本当に苦しみました。
いままで人任せに生きてきたツケが遂に回ってきたかという感じです。
・何をしたいかがわからない
・何が正解かがわからない
この2つに散々苦しめられました。
人生で何をしたいかがわからない
人生の選択肢なんて無限にあるんだよ!
若者の可能性は無限大!
なんてよく言われますが、そもそもその選択肢を狭めて生きてきた僕にとっては、
目の前に選択肢がない状態です。
夢見る姿もなかったです。
ぼーっと目の前の選択を人に任せた結果です。
これ、死ぬほど辛い事実でした。
就活の時って、「自己分析」するじゃないですか。
あれほんと、空っぽな自分に気付くだけでしたね。
めちゃくちゃ悲しかったのを覚えてます。
何が正解の選択肢かがわからない
僕は多分、気づかないうちに失敗しない答えを探すようになっていたんだと思います。
過去振り返ると、友達だったりグループだったりの選択にすがって生きてきました。
それが正解だと思ってたんでしょうね。
そもそも正解なんて無いって言った方が正しいんですが笑
就活は完全に個人ゲーム。
正解の無い中僕は必死にもがいて、面接のたびに空っぽの自分を騙しながら、今の会社に拾ってもらいました。
新卒1年目〜4年目の地獄
これだけ何も考えない人間がですよ。
何を思ったのか、入社したのはメーカーの営業でした。
思い返してみると入社1年目〜4年目までは地獄だったなぁと思っています。
まず、上司のパワハラがひどかった。
強制的に飲みに行かされるぐらいはいいですが、
仕事の送り迎えや、たまに上司の家まで送迎させられる事もありましたし、
僕の家にまで週一で泊まりに来られてました。
仕事では毎日大声で怒鳴られてました。
毎日です。やばいですよね笑
でもですよ。
何も考えない僕は、社会人になっても同じでした。
「こういう上司がいるのが社会なんやなぁ。上司が言ってるんやから受け入れなあかんのやな」と。
バカですよねw
当時は真剣にそう思っていて、疑う事なくパワハラを受けてました。
思い返してみると、これは「地獄」だったと思っています。
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26歳の時に転機が訪れた
今まで散々人任せに生きてきて、「頭で考えなかった」僕に、
入社4年目の途中に転機が訪れました。
部署移動の通達がきたんです。
同じ営業ですが、やることが変わって、当然上司も変わりました。
この上司のおかげでぼくの25年間は180度変わりました。
考え方のターニングポイントだったと思っています。
この上司。
とにかく頭がいいんですが一番尊敬しているのは、常に本質を理解しようとしていることです。
目の前の事象に対して、
受け身で考えるんじゃなくて、本質を理解しようと学ぶ意思が重要だと教えてくれたんです。
自分の頭で考えなかった僕は、この「なぜ」と考える力が圧倒的に不足していたんです。
常に「なぜ」と考えること
これだけだと、「なーんだ。そんなことか。よくある自己啓発に載ってることじゃん」って思っちゃうかもしれません。
でも、実践したことありますか?
実際に仕事で疑問を持ち続けると、「なぜ」と思うところは無限に出てきます。
僕の場合を例とすると、まずメーカー営業は商品知識がないとやっていけません。
そりゃそうでしょう。
車のディーラーが車のこと何も知らなかったら話になりません笑
この商品がなんなのか。どうしたら売れるのか。
競合他社はどうなのか。経済情勢はどうなのか。そもそも適正価格なのか。
市場価格は。この業界の歴史は。うちの会社の地位や知名度はどれぐらい?
お客が喜ぶ商品なのか。改良の余地があるんじゃないのか。
なんでこの商品はこの材質を使っているのか。なんでこんな色なのか。
そもそも材質って何だ?ステンレスってなんだ?国によって規格が違うのはなんでだ?
完全にパンクです笑
でもこれがめちゃくちゃ楽しいんです。
おかげで、理解が深まりましたし、少なからず本質を理解できてきたと思っています。
視野も広がりました。
小さな中小メーカーが世界にまで視野を広げられるとは思ってなかったので。
部署移動して地獄から解放された話はこちら▼
全てに疑問を持つことで選択肢が広がった
今の上司が教えてくれた「本質を理解する」ということで、今まで自分が狭めてきた選択肢が一気に広がりました。
常に「なぜ」と思うことは、自分の人生・これからの生き方に対しても「なぜ」と問いかけることができるからです。
・なんで今の会社にいるのか
・他の生き方はないのか
・そもそもサラリーマンって未来あるの?
とかなんとかい色々考えられるようになりました。
おかげで、今は転職の事ばっかり考えてます笑
自分のスキルで生きられる力を身につけられないかなと思っていて、
例えば、ブログ書いてるんでwebライターも1つの選択肢です。
カメラが好きなので本気でカメラマンを目指してもいいし。
これからますますAIが発達してくるんですから、逆にプログラミングを学ぶというのもありです。
生き方なんて無限にあるんだと考えられるようになりました笑
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今の状況を打破したい人はどうするか【具体策】
いくらなんでも僕みたいに頭空っぽの人はいないと思いますが、
同じような境遇の人ってすごい多いと思います。
日本の美徳ではあるんですが、自分で考えずに大勢の意見に乗っかった方が楽っていうのは確かにあります。
でも、それだと没個性的な人間になってしまいます。
「自分の頭で考えること」
これを実践することで、人生の選択肢はめちゃくちゃ広がるはずです。
具体策①|「なぜ」と3回考える
例えばカフェでコーヒーを飲んでいたとします。
その時も疑問を持ち続けることが大事ですね。
できることなら3回は「なぜ」と考えてみた方がいいです。
- このコーヒーはどこの豆を使っている?→ブルマンだとします
- ブルマンって豆の品種?山の名前?どこの国のもの?
- コーヒーの栽培方法は?今手元で自分が飲むまでにどれだけのコストや人が関わってる?
これを考えることで
- ブルマンはジャマイカにあるブルーマウンテンで作られたコーヒー豆の品種である
- コーヒーの木が育つまで3年。実の収穫まで8ヶ月かかる
- 実を収穫した後、機械で豆だけを抜き取り、乾燥させ、テスト
- 港から日本に向けて出荷される
- 着港後、コーヒーメーカーで焙煎される
- よく見るコーヒー豆になって、各小売店に流通する
- カフェで粉砕されて、コーヒーとして抽出される
- 今目の前にあるコーヒーとなる
ぐらいのことに気づくことができます。
これに関わった仕事だけでも、
- 農園の人
- 感想やテストをする人
- 港の人
- コーヒーメーカーの人
- 小売、カフェの人
めちゃくちゃざっくりしてますが、えげつないぐらいの人が関わっています。
こういうことがわかるだけでも、自分の視野が広がります。
具体策②|本を読む
読書は、もっともコスパのいい自己投資です。
1000円程度で、頭のいい著者の講演を何度も読めるんですから。
オススメはこれです▼
タイトルがそのまんまですが、自分で考えるためのノウハウが11個書かれています。
考える力を鍛えたいという人にとってぴったりだと思います。
また、小説もオススメです。
特に史実を元にした小説がいいですね。
僕も、上司から「海賊と呼ばれた男」を読めと言われました。
なんでかっていうと、僕のお客さんの業界の話だからです。
ガソリンスタンドなんかで見かける、石油会社の出光の話なんですね。これ。
終戦から今にかけての石油業界の大きな流れや、アメリカとバチバチやりあった話なんかが描かれています。
作品としてめちゃくちゃ面白いせいもあって、お客さんの業界の理解がめちゃくちゃ深まりました。
これは、だいぶ限定的な使い方ですが、ぴったりなものがあるなら是非オススメしたいです。
「自分の頭で考える」ことを諦めない
長くなってしまいましたが、以上は僕の考える「自分の頭で考えるための方法」です。
このやり方が合わない人もいるかもしれませんが、同じように苦しんでいる人のヒントになってくれれば、これ以上嬉しいことはないです。
おしまい。