映画

今更だけど面白かったから 映画レビュー「バクマン。」

こんにちは。hyusukeです。

現時点ですでに3年前の映画になりますが、「バクマン。」という映画を見ました。

主人公たちがジャンプの漫画でテッペン取ってやるよ!というジャンプ漫画が原作の映画です。(ややこしい)

原作はリアルタイムで読んでいたもんですから、映画はちょっと敬遠してました。

数年たった今、「面白いよ!」と知人に紹介されたので観てみましたが、

原作とはまた別のストーリーに仕上がっていて結構面白かったですね。

せっかくなんでレビューさせてもらいます。

※ネタバレは記事ラストだけにしてあります。

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作品紹介

『DEATH NOTE』の原作者・大場つぐみ&小畑健による大人気コミックを、
「モテキ」の大根仁監督が実写映画化。

高い絵の才能を持つ高校生の真城最高(サイコー)は、同じクラスの秀才・高木

秋人(シュージン)から一緒に漫画家になろうと誘われる。

プロの漫画家だった叔父を過労で亡くした過去を持つ最高は漫画を描くことを

拒否するが、想いを寄せる声優志望のクラスメイト・亜豆美保(アズキ)と交わ

した約束をきっかけに漫画家を目指すことに。

週刊少年ジャンプでの連載を目標に漫画づくりに励む最高と秋人は、編集者・服

部に見出され漫画家としての第一歩を踏み出す。

しかし、そんな2人の前に同年代の天才漫画家・新妻エイジが現われる。

ーAmazon Prime Video より引用ー

主人公2人がアツい

主人公は、作画のサイコー(神木隆之介)と原作のシュージン(佐藤健)の2人ですが、

嬉しい時に大声で喜び、

悔しい時は唇をかみしめて、

死ぬほど努力して、

この映画自体が、まさしくジャンプ漫画!と思うぐらい熱血です。

おかげで、この2人は本当に漫画が好きなんだとわかります。

漫画で勝ち抜くために、不眠不休で漫画を描き続けるなんて普通できないですよ。

まぁフィクションだからってメタ発言は置いておいて……。

一心不乱に原稿に向き合う姿は素晴らしかったです。

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”漫画を書く”という描写がアツい

主人公の2人は常に漫画を書いてます。

当たり前なんですけどね。

するとどうしても動きがない。

ダイ・ハードと漫画書くのとじゃ、そりゃ漫画は動かないですね。

それでもなんとか視覚的に楽しめるようにするために、どうするか〜。

CG使いまって、槍ぐらいデカイGペンをぶん回して戦うシーンが出てきます笑

漫画の書き方とはかけ離れてますよ?

でも迫力がありました。

本来繊細な漫画を書くという描写を無視してますが、アツい表現です。

漫画としての繊細な描写も忘れていない

とはいえ、CGに頼りきった表現ばかりじゃ無いです。

本来の漫画を書く描写もきっちりと描かれています。

Gペンと丸ペンの違いや、背景の書き方。

漫画のキャラクターの目の表現。線の細さ太さ。

ストーリーの軸とは関係無いですけれど、やはり「漫画」をテーマにしているだけあって、

基本は抑えてくれています。

とりわけ漫画を書く描写で感動したシーンは、

静寂の仕事場で、ただずっと、ペンと紙が擦れる音だけが聞こえる。

このシーンはそれまでのストーリーとも相まって、

静かなはずなのに、うるさくて、なおかつ狂気を孕んでいました。

このシーンはストーリー中でも一番だと思っています。

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エンディングのスタッフロールがすごい!

これはネタバレかどうか微妙ですねー。

エンディング後のスタッフロールで突然ある演出が出てきます。

でも楽しみの一つでもあるので伏せておきます。

ただ、ジャンプを昔からよく知らないと「ふーん」って感じかもです。

完全なファンサービスですね笑

僕は興奮して、何度も一時停止し隅々まで観てました笑

まとめ 風刺の効いた青春映画だね

ちょこっと、ところどころで漫画業界の闇というか、競争社会の描写があります。

そこが重要というわけではなく、あくまでもエッセンスとして。

全体的には「高校生が好きな子に近づくために、夢に向かって突き進む!」

疑いようが無いぐらい青春映画です。

非常に綺麗にまとまっていて面白かったです。

原作も20巻とそこまで長く無いのでよければ。

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※こっからネタバレです

 

 

 

 

 

 

まずこれだけ言わせて。

 

 

神木隆之介君と佐藤健君、配役逆じゃね??

この違和感、僕だけなんでしょうか。

背格好は絶対に逆だと思うだけどなぁ……。

こんな風に、原作を読んだ者からすると違和感とか物足りなさはどうしてもありますね。

本来社会人になって、結婚するまで描かれているはずなのに、

高校生の間だけで終わらせました。

とはいえ2時間の映画においては、むしろスッキリ収まってよかったです。

ラストシーンではこれから連載する、「タント」や「TRAP」「PCP」のことも触れてくれていたので、

原作を読んだものとしては嬉しかったです。

あと、徹底して女性キャラは亜豆美保(小松菜奈)しか出さなかったのもすげぇなって。

もはや女神か?って思うぐらい、亜豆が出るシーンは柔らかい光刺しまくりでしたけど、

女性キャラを1人にすることでヒロインの軸がブレなくてよかったです。

しかし小松菜奈をみると、役所広司との渇き。を思い出します……。

これも狂気的だったなぁ。

……まさか別作品出して、〆るとは思ってませんでしたが、

おしまい。