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【突然辞めた】退職代行を”された”側の実体験【会社の反応と対応】

最初に断っておきますが、この記事は退職代行を否定するものではありません。

むしろ推奨する側です……!

少し前に退職代行が流行りましたね。

今まで無かった全く新しいサービスなので当時は話題性も抜群でした。

あれからしばらくして、現在はちょっと下火かな?というのが世間のイメージかもですね。

ところがどっこい!退職代行サービスは今も勢いのあるサービスとして注目を浴び続けています!!

もちろん、マナーやモラルはどうなってるの?っていう問題も付いて回りますが……。

ところでこの記事を見られているあなたも退職代行に興味がある人だったりしません?

そりゃそうです。だって、みんな仕事辛いですもんね。

出来ることならサッと辞めたいですよね。

でも、辞めるために使う労力や時間を考えるとなかなか実行に移せないって感じじゃないですか?

それね。

めっちゃわかります笑

僕も半年ほど前、退職願いを出すギリギリまで会社とやりとりしたことがあります。

その時もかなーり労力使いました。

高圧的な上司や、引き止めようとする同僚とのすったもんだありまして……笑

結局、待遇改善を条件に今も辞めずに続させてもらってます笑

だから!!! 退職代行ってすっっっっごい魅力的なサービスなんです。

僕が経験したすったもんだや変な気遣いや腹の探り合いなんかがぜーんぶ無いんですから!

なので僕は退職代行は全然OKだと思ってます笑

でも、誰しもこのサービスにおいて1つの不安がありますよね。

それは、「会社の人にどう思われるか」

これめちゃくちゃ気になりません?

実は以下のツイートにもありますが、僕の会社でも一人、

退職代行で会社から離れていった人がいるんです。

びっくりしましたけど逆にこれはチャンスと思って、その部署の社員にインタビューをしてきました笑

というわけでこの記事では「退職代行をされた側」の人に、実情を聞いてきましたので紹介したいと思います。

これで、少しでも退職代行をされる方の不安が和らいでくれればと思っています。

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退職代行を “された”僕らの概要

参考ですが、僕らの会社の概要なんか載せておきます。

同じ境遇の人がいるかもしれないし、もし違ったとしても参考になることは必ずあるはずです。

  • 辞めた社員は、新卒で営業職に採用された24歳の男性
  • 会社は中小の機械メーカー。
  • オフィスの雰囲気は悪くはない。(雑談や笑い声がよく聞こえる。 )
  • 営業担当は残業込みでも8時半出社〜20頃退社が平均

こんな会社です。

もちろん仲良しこよしで仕事する訳ではないので怒号が飛び交う時もたまーにあります。

ごくごく一般的な会社だと思います。

ただ残業は多めですね……。これが今回の退職代行の引き金になったかもしれません。

皆さんも勤務時間が長い会社は早々にララバイした方がいいでしょう。

そこに楽しめるような情熱があるなら別ですがダラダラ仕事するようならさっさと見切りをつけた方がいいです。さぁ退職代行だ 笑

退職代行を”された”側の実体験

退職代行された最初の反応は?

今回、残念ながらどこの退職代行サービスを使用したのかが分からないのですが、

退職代行サービス側の初手は、朝一番のFAXでした。

FAXはもちろん本人からではなく、退職代行の担当の方からのものです。

要約すると以下のような内容が記載されていました。

  • このFAXを持って、本人は退職の意志を表明しております
  • 今後の一切の連絡は退職代行サービスを通じてのやりとりになります

意外とあっさりです。

ただ会社側は何も知らされていないので、度肝を抜かれた感じだったそうです。

その日はとりあえず、人事総務や上司がざわざわしながらやりとりをしていました。

「え?退職代行?何それ?」

「あー、ニュースでやってたやつですよ。」

でもウチで出てくるとは思ってなかったですね。

そう。

「ウチで出てくるとは思ってなかった」という人が圧倒的多数でした。

正直、「あいつやりやがったな!!!」って思うよりも、

「え?辞めたん?まじで?あいつが?なんで?」

って雰囲気の方が強かったですね。

【会社の反応】

初めはただ驚くだけ。恨んだり罵倒することはなかったです。

退職代行をして会社側はどう対応した?

とりあえず辞めた社員の上司は、退職代行の方と何度か電話でやりとりをしていました。

やっぱり色々思うところがあったようで、いくつか問い合わせたようです。

上司
上司
本人には連絡できないのか?
退職代行担当
退職代行担当
できません……。我々を通してください。
上司
上司
じゃあね。辞めたい理由を教えてくれない?改善するからさ。ね?
退職代行担当
退職代行担当
本人が辞める意思を固めています。すでに依頼料をいただいておりますので、契約を反故にはできません。
上司
上司
……会社からPCや携帯を貸し出したままなんだけど。
退職代行担当
退職代行担当

後日、ご本人より郵送させていただきます。

退職願いや、健康保険証なども順次ご本人から郵送させていただきます。

その後、離職票など諸々の書類を送付いただければ、ご本人が記入し返送させていただきます。

こんなやりとりをしたそうです。

上司は「理不尽だ!!」って確かに思ったみたいですけど、

退職代行の担当の方がめちゃくちゃ腰の低い人で、怒鳴るに怒鳴れなかったっていうものあったみたいです。

確かに向こうが横柄な態度で来られたら、こちらもヒートアップしてしまいますよね。

【会社の対応】

一度は考え直してもらえないかと掛け合いましたが、

最後には諦めて退職を受理しました。

本人に連絡しようとした?

事前に退職代行の担当から、「本人には連絡しないでください。」と釘を打たれていたのですが、やっぱ直接連絡して、

「真意を聞きたい……。」「思い直して欲しい……。」って考えたそうです。

なんとか連絡取れないかとしてたんですが、そもそも誰も辞めた彼の連絡先を知らないっていうオチでした笑

入社して半年ぐらいだったんでまだ親交もそこまで深くは無かったんでしょうねー。

結局諦めていました。

もちろん社員名簿には緊急連絡先としてご両親の番号が控えてあります。

でも、周囲の人間が出した結論は、

「代行してまで辞めたかったんだろうから、両親に連絡するのもかわいそうだ。

もう大人なんだから、ご両親に連絡するのはやめよう。」

ってことになりました。

これはウチの社員が優しかったのか、もう労力を割きたくなかっただけなのか……。

そこはわかりませんでしたが、とりあえず連絡を取るということはその後なくなりました。

【直接本人に連絡した?】

個人の連絡先を知らなかったのでしなかったです。

ですがLINEぐらい知っていれば重くならない感じでメッセージ送ったかもしれない。

とのこと。

引き継ぎ問題はどうした?

辞めた本人は外勤の営業職だったので、辞めるとなったら2つの問題が残ります。

  1. 社内業務の引き継ぎ
  2. お客様への担当変更の連絡
  3. 人員の補充

この3つを本人がいない中、急ピッチで進めなきゃいけないんです。

流石にこれには、本人の上司や部署のメンバーも参ってましたね……。

なにせ何も引き継ぎを残していってくれていなかったので……。

幸いPCは返ってきたので、まずローカルに保存されているデータを片っ端から共有サーバーに移していました。

そのあとはメールの振り分けや移動。

並行して、彼が担当していた顧客を部署内で割り振り。

当然、他の社員は負担が増えることになります。

「前もって言ってくれていればまだ……。」とよく言っていたのを覚えています。

ですが実際は、前もって言おうが、言わずに辞めようが負担はどうせ増えるのだから大した差はないです。

ちなみにお客様へは、「急な事情で退職いたしました」と伝えご理解いただきました。

「退職代行で辞めましたっていうと、会社のブランドに傷がつく。」

そういう考えのもと、あえて伏せたそうです。

退職代行は今後も広まるサービスでしょうが、今の時点ではまだまだマイナーサービス。

特に僕ら機械メーカー業界は古い考えの人が多いのが事実です。

素晴らしい昭和のサラリーマン精神が息づいているんです笑

実際、あまりいい目で見られないのが事実です。

「退職代行ってやつで急に辞めたらしいぞ。」

「バックれたくなるぐらい会社が嫌だったのか。」

「あの会社やばいかもな笑」

なーんてイメージがつくのはちょっと避けたいところなので、「急な事情で辞めた」ことにしたようです。

業務の引き継ぎ・顧客への担当変更の連絡。

この2つに加えて、人員補充も並行してやらなければなりません。

僕らの会社では、中途採用で補充することでとりあえず頭数は合わせました。

【引き継ぎ問題の対応】

全てを同時並行で処理したようですが、これには流石に残された人間も参ってました。

最終的にはなんとか処理できたようですが、引き継ぎ資料はまとめておいて欲しかったという声が多数でしたね。

退職代行で辞めるのであれば、引き継ぎできるような資料の作成、データの整理は事前に済ませておいた方がいいですね。

引き継ぎ資料と共にメモを残しているとなおいいかと思います。

訴えようとは思わなかったのか?

退職代行がニュースやWebメディアで取り上げられるたびに話題に上がるのが、

「訴えられないのか」ってことですが、

これに関して、ウチの会社は訴えませんでした。

理由は1つ。

訴える時間や労力のコストが割に合ってない。

これに尽きます。

「一人に時間も労力も人件費もかけるぐらいなら、もう次の人材を募集した方が早い。」

ってことみたいです。

これはごもっともですね。

退職代行サービスにも顧問弁護士がついていますし、

向こうの土俵で闘うのは得策ではないでしょう。

なので、早速昨日も中途採用の面接を1名していましたね。

その辺はきっと、どこの会社も頭の切り替えが早いでしょう。

【訴えないのか】

訴えない!コストが割に合わないから!

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退職代行をされた側も本人のことを心配しています

というわけで退職代行を”された”側の実体験でした。

おそらく退職代行をしたい方というのは、

「辞めるというと会社に何を言われるかわからない」というのが大きな悩みなんだと思います。

この記事を見ていただいて少しでもわかっていただけると嬉しいのですが、

「辞める」と言い切った彼を、もう誰も止めることはしませんでした。

最初こそ、引き止めようとしてましたが途中でもう諦めていましたし。

ホッとしたのは、この部署のメンバーが辞めた彼のことを罵倒するということもなかったことです。

(引き継ぎが大変だ!と愚痴は言ってましたが笑)

むしろ、辞めた彼の未来を案じているようにも感じました。

これは僕も同意です。

僕らが気にしたところで彼の人生には1mmも影響しないのですが、

「どっかでのたれ死んでねぇかな……。」とか、「再就職はどうするんやろ……。」とかを考えちゃいます笑

なので決して退職代行をしたとしても恨まれるということは決してないです。

安心していいでしょう。

あなたが今の会社で本当に苦しんでいるなら、退職代行はアリな選択肢です。

よく考えて、いい転職を迎えられるように頑張ってください!!

オススメの退職代行サービスの紹介

最後に、今オススメとされている退職代行サービスをご紹介して終わりたいと思います。

オススメの退職代行サービス▼

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おしまい