こんにちは。hyusukeです。
みなさん、小説読んでますか?
僕、こう見えて結構読むんですよ。小説。
空気は全く読まないのにね。
そんなこと言ったら会社の人間に平手打ちされそうですけど。
読むのは現代小説ばっかりです。
みなさんはどの作家さんが多いですか?
東野圭吾、辻村深月、有川浩、伊坂幸太郎、宮部みゆき……。
……!
出ました!伊坂幸太郎!
いやー偶然。
僕、伊坂幸太郎が大好きで。
学生の頃から一番読んだ作家さんですね。
おまけに、ちょうど伊坂幸太郎のオススメ作品紹介しようと思っていたところだったんですよ。
いやー偶然。
せっかくなんで伊坂幸太郎の中でも比較的ライトな作品を紹介しましょう。
伊坂幸太郎が気になっている人も、全く小説を読まないって人も楽しめる作品ばかりを集めました!
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目次
伊坂幸太郎作品の魅力は?
伊坂幸太郎の魅力を上げるとなると3つですね。
①秀逸な叙述トリック
伊坂幸太郎は叙述トリックがめちゃくちゃうまいです。
物語冒頭のなんでも無い会話が実は違う意味だったり、
そこにあるものと思っていたものが違っていたり、
そもそも時間軸が違ったり。
毎作品、趣向の違うトリックが使われていて、サスペンスの質が非常に高いです。
種明かしの頃になると「またやられた!」となるのがお約束です。
②軽快な会話節
登場人物の会話は常に軽快で洒落が効いてます。
アメリカンジョークがたっぷり。
苦しい環境であっても、基本みんな軽口叩くんで読んでいて飽きないです。
③魅力的なキャラクターが何度も出てくるスターシステム
会話劇が面白いのは、魅力的なキャラクターがあってこそです。
伊坂幸太郎作品のキャラクターは全員、キャラがめちゃくちゃ立ってます。
独り立ちしまくりです。
そのキャラクターは一作品だけの消費ではなく、
なんの脈絡もなく突然別の作品に出る事もあります。
いわゆる「ファンならニヤリ」ってやつです。
ただたまーに、人気すぎて何作も主役級の扱いを受けてる某泥棒もいますけど。
以上3つ。
これだけでも伊坂幸太郎作品を見たいと思ってきたんじゃないですか?
では早速紹介していきましょう。
チルドレン
伊坂幸太郎作品の中でもかなり人気の作品。
「俺たちは奇跡を起こすんだ」と高らかに謳う男-陣内を中心に巻き起こる小さな事件を、
5個のショートストーリーでまとめています。
語り手は陣内ではなく、その周囲の登場人物。
とにかく軽快でポップな語り口で物語が進みます。
5つの物語はそれぞれ独立していますが、最後に1つになります。
伏線を貼るだけ貼って最後に全部回収するのは伊坂幸太郎のオハコですからね〜。
まじ面白いです。
ちなみに2016年には続編のサブマリンが刊行されました。
タイトル5文字縛りなんだね。
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陽気なギャングシリーズ
今のところ3作品刊行されてますが、1作品ごとに完結しているので大丈夫ですよ。
主人公は銀行強盗の4人組。
スリの天才少年、超正確な体内時計を持つ女、嘘を見抜ける男、演説が上手い男。
この4人が銀行強盗をしながら、
いつの間にか違う問題に巻き込まれてわちゃわちゃするのが大筋です。
演説が上手い男だけ強盗っぽくないですけど、これがかなり活躍します。
サスペンスというよりも、いい大人たちが楽しそうに悪さする感じ。
オーシャンズ11みたいな感じです。
ちなみに伊坂幸太郎作品にはいろんな犯罪者が主人公になることが多いです。
空き巣、銀行強盗、殺し屋、など……。
そして、どのキャラクターも人気上位だったりします。
「陽気なギャングが地球を回す」は映画化もされていますので、こちらも是非。
砂漠
普通の生活をしていた大学生5人組が色々な事件に巻き込まれながらも必死に青春を謳歌しようと奮闘する物語。
長編なんですが、次々起こる事件と怒涛の展開で飽きさせません。
また、言葉遊びも秀逸で、
北村、西嶋、東堂、南の4人を無理やり揃わせて麻雀をさせたのは面白かったです。
ちなみに西嶋は麻雀のことを、「中国語と確率の勉強」と言っています。
その辺りからも言葉選びのセンスを感じる……。
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アヒルと鴨のコインロッカー
「本屋で広辞苑を盗まないか」
そう言って河崎がアパートの隣人である椎名を呼び出し、その通りに本屋に出向く。
椎名は本屋の裏口に周り、ボブ・ディランの「風に吹かれて」を作戦通り脳内で歌う……。
と、冒頭はこんな感じです。
かなり冒頭からパンチ効いてますよね。
広辞苑盗むって。
そりゃないよ河崎さん。
この作品は伊坂幸太郎の叙述トリックが死ぬほど発揮されました。
正直小説でしか成り立たないと思っていましたが、見事に映画化した中村監督には驚きました。
映画は濱田岳、瑛太の二人がそれぞれ椎名と河崎を演じています。
ちょこちょこ流れるボブ・ディランがまたいい味出してます。
ラッシュライフ
私が伊坂幸太郎にハマったきっかけの作品です。
も ー叙述トリックがすごい。
ラッシュライフと言うだけあって、最後の怒涛の展開はすごいです。
ページをめくる手がまじで追いつきません。
騙されたと思って読んでみてください。
ラッシュライフも映画化してます。
……が、完成度が残念です。学生制作の映画なんですが、商業としてはちょっと……と言う感じ。
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フィッシュストーリー
ラッシュライフが好きな人ならこちらもきっと好きなはず。
無名バンド「逆鱗」が最後にレコーディングした”フィッシュストーリー”という曲が、
時代を超え、世代を超え、奇跡を起こす。
時間軸がバラバラの4つの物語が最後の1つになるのは、今まで紹介した伊坂作品にも多くありましたが、
これも相当なトリックを駆使して最後に爆発させます。
正直、めたくそ面白い。
映画化もされており、アヒルと鴨のコインロッカーと同じ、中村監督+濱田岳コンビです。
ちなみに、4つの短編のうちである「ポテチ」という作品は、
また別で映画化されています。(なぜ)
こっちも中村監督+濱田岳コンビ。
もうこの二人が伊坂作品を映画化したものはハズレなしです。
どれも伊坂幸太郎作品としては読みやすくて面白い!
今回6つの作品を紹介しました。
どうでしょう。見てみたいものありました?
伊坂幸太郎はゴリゴリのミステリー畑出身なんで、その辺の作品は時折ライトな読者を置いてけぼりにします。
でも紹介した6つはその中でも比較的読みやすいものばかりです。
どれか一冊でも読んでもらえれば魅力がわかってもらえるはず!
これ以外にもまだまだ作品はあるんでどんどん紹介していきます!
え?見たいと思うものが無い?
???「そりゃないよ姉さ〜ん」
おしまい