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『カールじいさんの空飛ぶ家』の感想。冒頭が全てでした

こんにちは。

先日、『カールじいさんの空飛ぶ家』

というアニメーション映画を観ました。

ひと昔前のピクサー映画なんですが、ちょうど観れる機会があったんで軽ーく観たところ冒頭で号泣(笑)

そんなレビュー記事です。

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『カールじいさんの空飛ぶ家』の感想

最愛の妻を亡くして孤独に生きる78歳のカールじいさんは、一帯を開発する業者から立ち退きを迫られる。だが、思い出が詰まった家を離れたくないカールは、妻との約束を果たすため、無数の風船で家を空に浮かべ、「パラダイスの滝」を目指して冒険に旅立つ…。

出展:U-NEXT作品ページ

主人公はもちろんカールじいさんです。

あらすじのとおり、まぁ亡くなった奥さんを愛する故に、風船で家ごと空に飛ぶっていう何ともインパクトのある物語です。

物語の途中で、ラッセルというボーイスカウトの少年と共に行動することになったり、

憧れの探検家に遭遇したり、

幻の鳥を見つけたり。

そんな道中にたくさんのエピソードがある素敵なロードムービーです。

でもね。正直言いたいところはそこじゃない。

僕は、冒頭の数分間こそ最高だと思ってます。

冒頭はカールじいさんと奥さんの反省がギュっと詰め込まれたシーンになっています。

二人が出会った子供の頃から始まり、結婚して家を建てて、仲睦まじく暮らして、いつか憧れの滝に行こうと話して、

…そして奥さんが眠るまで。

シーン後半はもうセリフもなくただ情景だけが映し出されるんですが、本当にこのシーンで号泣しました。

少しネタバレしますが、二人は子供に恵まれませんでした。

その事実を医師から告げられ、悲しむ二人の姿はもう見ていられないぐらい。

それでも二人で楽しく過ごそうと、家をあれこれ改造して、レイアウトや家具や小物にこだわりました。

 

そう。二人にとっては家が我が子のようだったのです。

これがあったことで余計に、映画最後のシーンで、家を手放してでも友人を救ったカールじいさんの姿には感動しました。

ただし、ラッセル。てめーはだめだ。

そう。

奥さんの夢を叶えるために必死になるカールじいさんはとてもかっこよかったのですが、

ボーイスカウトのラッセルがとにかく邪魔です笑

こいつこいつ。左のデブガキです。

何のゆかりもないポッと出のガキに道中振り回されまくりのカールじいさんの姿は憐れで仕方なかったです。

戯れに付き合って遠回りしたり目的を果たせなかったり。

正直何で?って思いますね。何でこんなやついつまでも子守りしてんの?って笑

それより家を大切にしろよと。

最後、落ちていく家を飛行船から見つめるカール爺さんの寂しげなシーンが忘れられない。

先ほど、「家を手放してでも友人を救ったカールじいさん」とお伝えしましたが、この友人こそラッセルです。

長い旅の中で確かに情が移ったんでしょう。

カールじいさんの選択は間違っていない。

でも、家を手放すのは違うだろ…。

最後のカールじいさんの顔は本当に本当に悲しげで、心を締め付けられました…。

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総評|『カールじいさんの空飛ぶ家』は冒頭が全て

というわけで、『カールじいさんの空飛ぶ家』は冒頭の奥さんとの半生が全てですね。

ラッセル登場からはマジでイライラしました笑

いや、本人は悪い子じゃないんですけどね?笑

作品全体としては冒頭が全てだなぁ。と思いますね。

おしまい。